【わたしの原子力秘史 その6】あなたは神様を信じますか?原研で起きたいわゆる神様事件

【わたしの原子力秘史シリーズ 続編その6】
私が東海村の旧原研(日本原子力研究所)に就職したのは、1992年の4月のことでした。旧原研は、その後、旧動燃と合併して、現在、日本原子力開発研究機構(JAEA)となっています。
旧原研も現機構も、原子力開発の窓口として世界の動向がはいってくるわけですが、日本の大規模技術がすべてそうであるように、よそで開発されたものをショーウィンドー的に飾る組織、もしくは、欧米の開発したものをデッドコピーする研究開発、とまで言われています。
欧米に比べて後発の国であり、とくに、第二次世界大戦で敗戦した国としては、防衛戦争技術につながるような巨大技術、ハイテクはなんらかの規制がかかっていたり、独自開発ができなかったりするのは、ある程度致し方ないことか、と思います。
原子力がそういうものであるということに得心がいったのは、実は大分後になってからのことですが、就職する企業、産業を選ぶときにはそう理解していたわけでもありません。
私はもともと下手の横好きで文学癖に偏る傾向があるのですが、たとえば、サイエンス(科学研究)を生業としていても、サイエンスに勝るものは予言(預言)であると思ったりしています。
とんでもない、とてつもなく秀逸な予言ができれば、それは、サイエンスにまさると考えています。内容はなんでもよくて、天地動乱とか、政治社会の類でも良いし、未来予測のような比較的客観的な分野でもOKです。
私が就職したときに、話題になったのがこのことです。
面接官に当時の配属部署の上司との対話が次のようなものでした。


理事A:原子力で研究するのは大丈夫かね?
部長B:大丈夫です、彼のことは。もうすでに洗脳してあります。

こういう風景が当時の研究所の雰囲気でした。これに対して、私は次のように返答しました。

私:あなたは神様を信じますか?




ちなみに、「あなたは神様を信じますか?」という私の答えは、研究所のコンピュータネットワーク(ビットネット=現在のインターネットの前身)を通して返したものですが、この時の私は文字通り神がかっていたのでしょうか、ちょうど結婚前のストレスもあって、喘息発作を悪化させて入院しました。チアノーゼ発症で酸素呼吸をつけられていたので、あやういところでした。
実は、この「あなたは神様を信じますか?」というのは、自分の体の危機的状況だけではなく、なぜか土地に対して感じたものです。私はそれまで、東京関東圏で生活したことがなく、就職と同時に東海村に引っ越したのが、最初の関東生活でした。
水戸市から東海村へ毎日通勤していると、海岸線に屏風岩風景がいくつか出てきます。南は銚子の九十九里浜から、北は茨城福島県境まで。もっとも、海岸線というのは全てそうしたもので、別に不思議でもなんでもないのですが、私の見た茨城沖の海岸線はなにかメッセージを発しているように感じました。
その当時は、地震多発地域という認識はなく、たまに震度4程度のものが起きるぐらいでしたが、その後まもなくして、阪神淡路大震災が起きました。
私の母親は、小松左京原作の「日本列島沈没」を間に受けて、東京に行くなというのが口癖でしたが、私はずいぶんこれに悩まされました。その母が他界したのが1994年、私の両親は、当時明石市にすんでいましたが、95年に震災がおきたときは、奇跡的に大きな震災は被りませんでしたが、「地震が起きるから・・」と言っていた本人の目と鼻の先で大震災が起きて、本人は神隠しにあったかのようにこの世にいなくなったたのがいまでもトラウマになっています。




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